農医連携教育研究の普及

北里柴三郎は、門下生らと研究の研鑽を図り、コミュニケーションを深めるため、月に1度集会を開きました。しかし、仕事の都合などで参加できない多くの同窓生達から、その記録の刊行を熱望され、1895年に「細菌学雑誌」として発刊しています。英国の世界的な科学雑誌「ネイチャー」の創刊(1869年)から26年後のことです。

科学の発展に知の共有と普及は不可欠と考えた柴三郎の思いを受け継ぎ、北里大学農医連携教育研究センターではこれに関わる様々な情報発信を行っています。代表的なものとして、北里大学学長室通信「情報:農と環境と医療 1号~67号」、「北里大学農医連携シンポジウム 第1回~第8回」及び「北里大学農医連携学術叢書 第1号~第11号」が挙げられ、平成17(2005)年から提供し続けています。情報誌とシンポジウムの内容は、本ホームページ又は冊子で見ることができます。叢書は養賢堂から市販されています。

病気の予防、健康の増進、安全な食品、環境を保全する農業、癒しの農などのために、すなわち、21世紀に生きる人びとが心身ともに幸せになるために、農医連携の科学や普及の必要性は強調されてもされすぎることはないでしょう。